雄正工業株式会社

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今日は不可能でも、明日には可能にする。雄正工業の革新性

雄正工業の技術と機械は、杭業界のスタンダードを作り上げてきた革新の証です。タワーマンションや超高層ビルといった巨大構造物を、まるで巨人が地上に立つかのように力強く支えるために、私たちは、中小企業の枠を打ち破り、大手ゼネコンと肩を並べるパートナーシップを築いてきました。雄正工業が挑戦を恐れず、未来の建築ニーズに応えるために、技術開発を献身的に取り組んできたストーリーをご紹介します。

Story1 雄正工業が業界のスタンダードを生み出した。

アースドリル掘削機の開発(ED6200H、ED8200H)

私たちには先見の明があった。急速な都市化が進む中、時代が杭に求めたのは、狭隘な敷地でも大きな支持力を持つこと。当時の機械では満たせないニーズに応えるため、雄正工業は、日本車輌製造と共に新たなアースドリル掘削機の開発に乗り出した。最初の一歩は、ED6200H。サイズとパワーのバランスの良いこの機械は、今や業界のスタンダードである。
限界にも挑んだ。建物が天を突くほど、地で支える杭にかかる力も強大になる。タワーマンションや超高層ビルに対応する杭を施工するため、日本最大級のED8200Hも開発した。我々はただの施工会社とは思っていない。常に変化を求め、新しい挑戦、技術開発を続けていく強い意志がある。開発への投資は莫大で、並の企業には真似できない。長年に亘る業界への貢献、信頼の積み重ねがそれを可能にし、雄正工業が市場に新たなスタンダードを築き上げる源泉なのである。

Story2 拡底杭の形状を活用した引き抜き抵抗力の算定方法を確立

S-HND・SK-NEO工法

近年、建築の大型化と高層化が進み、それに合わせて杭も巨大化が進んできた。杭の巨大化につれ、施工コストも増大の一途をたどる状況下、佐藤工業株式会社、トーワドリル工業株式会社、そして雄正工業株式会社の3社は、拡底杭の形状に着目した。拡底杭の傾斜部形状による抵抗力を摩擦力として計算できるようにすれば、押し込む力だけではなく、引き抜く力も増大させることができるはずだと考えた。3社は長い年月をかけ模型実験や実大実験を行い、その結果に基づき理論を確立することでS-HND・SK-NEO工法として評定取得を実現。2023年には新たに株式会社あい設計を工法会のメンバーとして迎え入れることにより、設計から施工まで幅広く深い知見を持った工法としてパワーアップ。今後も活用の場を広げるために改良・改善を進めていく。

Story3 熊谷組と雄正工業の挑戦 -場所打ち杭の信頼を再構築する新技術-

現場でのリアルタイム計測による支持層確認技術

株式会社熊谷組と雄正工業は、場所打ち杭の信頼を再構築するために一歩を踏み出した。2社は、アースドリル工法における掘削抵抗測定技術、「熊谷式アースドリル工法掘削抵抗測定技術」の開発に成功し、2022年8月にはその技術が日本建築センターの技術審査証明を取得した。現場では場所打ち杭の施工において、支持層への到達を掘削土の目視で確認するのが原則だが、それだけでは不確実性もあった。既成杭においては掘削抵抗の確認方法が一般化されているが、施工方法の異なる場所打ち杭において、掘削抵抗の確認は長年「不可能」が常識となっていた。株式会社熊谷組はその常識を否定し、新たな技術を開発する事を決意した。雄正工業はその考え方に賛同し、協力を決めた。雄正工業は重機開発や豊富な施工経験から得た知識で株式会社熊谷組の研究開発をバックアップし、掘削抵抗技術は完成、「不可能」が「可能」になった。

雄正工業は、目先の利益を追求するのではなく、新しい技術の開発により業界に風穴を開けることを目指しています。わたしたちの成果が場所打ち杭に新たな価値をもたらし、杭業界全体が活性化され、杭工事の信頼性が高まると信じています。これこそが、雄正工業が技術開発に力を入れ続ける理由であり、わたしたちの使命なのです。

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